労働組合は自主福祉活動から
18世紀から19世紀にかけて、イギリスは産業革命を実現させました。
それは、既存の技術を一変させただけではなく、これまでの労働者と雇用者の関係をも大きく変えることになりました。
当時、労働者たちの共通の話題と言えば
「賃金は下がる、労働時間は長くなる、自分や家族が大病したら大金がかかる」
というものでした。
そんな不安から、自分たちでお金を出し合い、仲間同士が助け合うクラブや団体、組合をつくり運営をはじめました。
これが労働組合のはじまりだといわれています。
そもそも労働組合は、共済活動=自主福祉活動が出発点だったのです。